子供たちが悲喜こもごも持ち帰ってくる通知表。
だいたい予想とうりの結果に苦笑いしつつ、
気になる先生からのコメント欄。
親の知らない一面が書かれていて、
子供との会話のきっかけにもなります。
でも、反対にお返事となると、
小さなコメント欄になにを盛り込んだらよいのやら。
どうしてハンコだけじゃなくて、
コメントを書かないといけないんでしょうね?
また、先生が書いて下さった所見をどうとらえるのか、
そして、先生にとってありがたいコメントとは?
小学生から高校生まで長く続くコメント記述。
これを知っておけば、いままでより短い時間で書けるかも!?
文例を挙げてみたので参考にしてみて下さいね!
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コメントは「見ました!」の確認の意
ハンコを押すだけの学校もあるようですが、
子供でも押せちゃいますよね。
なので、コメントを書くということで、
保護者の「通知表を見ました」を確認することができるのです。
これは学校での学習、生活をお知らせするとともに、
家庭での子供の様子をお伝えして、
相互に今後の指導に活かす、ことが目的です。
先生からの所見はこんな内容
先生のコメント内容は、学校での様子のお知らせのほかに、
3段階で評価をされているようです。
まず、1学期は子供の長所の発見、
2学期は1学期からの成長点、3学期は進級にむけての期待。
これらを、エピソードを交えた文章となっています。
たとえば「ダンスの練習の時はみんなを引っ張っていく、リーダー的存在でした」とか、
「飼育係の仕事を欠かさずやり遂げられました」とか。
大切なのは、生徒、保護者に、
今の成果と次学期への課題を捉えてもらう事なのです。
保護者のコメントの実際とふさわしい内容
ほかの保護者の方が通知表に、
どんなコメントをしているのか気になりませんか?
約7割の方が「家庭での我が子の様子」と、ダントツ。
その次の約3割が「通知表の内容について」、
「お礼」は約2割でした。
その他には、「新学期にがんばってほしいこと」、
「子どもへのメッセージ」「夏休みの様子」などが挙がりました。
では、私たちが書いた方がよい内容は、
どういったものなのでしょう。
それは、基本的には先生からのコメントに理解を表し、
それに共感・沿うような内容なのです。
具体的な例を挙げてみましたので、
ケースバイケースで参考にしてみてください。
保護者からのコメント内容や構成
コメント欄は小さいので、
4段落くらいの構成で、4、5行で書けるようにします。
- 良いところ(先生が書いてくれている)
- 改善すべき課題に向けた努力(親も思っている弱点)
- 休み中の過ごし方(楽しく、イキイキとした場面)
- 次の学期への抱負(~を楽しみにしている、など期待を持ったもの)
それぞれの構成に沿った、具体的な文例を挙げてみますね。
①良いところの文例
成績や学校での様子などで、
先生が褒めて下さった点などに沿った内容で書くようにします。
- 漢字の練習は、家でもとてもがんばっていました。
- 一学期は、家でも一生懸命なわとびの練習をしていました。
- 課外授業では、お友達の良いところをみつけて交流を深めました。
- まち探検の資料作りで、身近な町への理解が深まったようでした。
②改善した方が良い課題への努力
子供の苦手な事を、ネガティブには書かず、
努力している姿を伝える方が良いようです。
- 九九のあやふやなところを練習しました。
- 忘れ物をしないように確認作業をしていました。
- 遅刻しないよう、早寝早起きを実行しました。
- 伝記をたくさん読むようにしました。
- 逆上がりの練習を出来るまであきらめずに頑張りました。
- 字をキレイに書けるよう、ゆっくりと丁寧に書くことを心がけました。
③休みの過ごしかた
楽しかったことや、チャレンジしてみたことなどを書いてみましょう。
- 帰省して、祖父母やいとこたちと楽しく過ごしました。
- ラジオ体操に毎日参加して、皆勤賞をもらいました
- 初めての富士登頂にチャレンジ、根性がでてきました
- 京都大阪旅行に行って、信長や秀吉に興味を持ち自分から調べるようになりました。
④次の学期への抱負
次学期にむけての抱負や、
先生への挨拶などをしてもよいでしょう。
- 2学期も行事やお友達との交流を通じて、成長してくれるのを楽しみにしています。
- 次の学期は英語検定にも挑戦する予定です。
中学、高校では受験勉強についても
中学生や高校生のコメントは、小学生のものとは違ってきます。
部活の事や、進路について、
生活面で自立してきた面などを書くのもよいでしょう。
また、子供への期待や(約束を守る、きちんと敬語を使えるようになってほしい)、
苦手意識のある科目を克服させたい、などを書いてもよさそうです。
短いコメント欄に、必要なことを書くのはけっこう技がいる
家庭からのコメント欄は、
先生が書いて下さった所見のお返事、のようなもので良かったのですね。
また、先生は家庭で子供がどのように過ごしていたのか、
なにを頑張っていたのか、具体的に知りたかったのですね。
たまに、書くことがあまりなくて、
先生への感謝とお礼だけで終わってしまう事もあったのですが、
これからはこうした点に気をつけてコメント書いてみます!
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