東京都中央区京橋(銀座1丁目付近)にあるHIDEMI SUGINOというパティスリーをご存知ですか?
フランス語ではHを発音しないので、店名は「イデミスギノ」になります。
そしてイデミは60代半ばのおじさまです。

イデミおじさまのケーキが東京一との声は根強く、その噂を検証します。

杉野英実というパティシエ

ホテルオークラに勤務後渡仏。
「ジャン・ミエ」「モデュイ」「ペルティエ」で修業後帰国して、神戸に「HIDEMI SUGINO」を開店(後に東京に移転)しました。

フランスの優れたパティシエとショコラティエのための協会「ルレ・デセール」の東洋人初の会員です。

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イデミスギノは決してデパートに出店しない

「細部にこそ神は宿る」という信念でケーキ作りに臨むイデミスギノ。
自分の目の届かないところでケーキが供されるのを良しとせず、全てのデパート出店オファーを断っていると言います。

京橋のお店にも、持ち歩きに適さないとの理由でイートインに限定されたメニューがあります。

店内写真撮影禁止、持ち歩きは1時間以内、1人6個まで、う~ん、イデミ、なかなか頑固です。

アンブロワジー(神々の食べもの)という名のケーキ

(写真は2点ともNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」公式ページより引用)

イデミスギノのスペシャリテはアンブロワジー。
神々の食べものと名付けられたこのチョコレートケーキは、1991年世界大会のグランプリ受賞作品です。

輪島塗をイメージしたという艶やかなチョコレートの黒で覆われた表面。

チョコレートのムース、ピスタチオのムース、ピスタチオのスポンジ、木いちごのジャム、チョコレートのスポンジの多層構造で、ふわっとしたテクスチャーの中に濃厚な美味しさがギュッと詰まっています。

ちなみにイートイン限定です(泪)

フルーツの幸せな甘味と酸味

ムースはイデミスギノの真骨頂。
口どけはあくまで滑らかで、でも素材の味がしっかり伝わるフルーツムースは、自由が丘m.koideよりもクラッシックな印象です。
私は3個くらい軽いかも(/・ω・)/

イデミスギノを手土産にすると「おっ」と思われる

イデミスギノには、焼き菓子やチョコレート、ジャムなど日持ちして手土産に適したものも多くあります。

銀座のはずれに一店舗のみ、洋菓子のレジェンド、イデミスギノのスイーツを手土産にすれば、甘いもの好きの友人知人もきっと「ふふふ」と笑顔に。

3週間前から予約を受け付けるホールケーキ(12cmサイズで4,000円程度)も大人のバースデーにピッタリです。

ムース系がお好みでない方からは時折厳しい評価を受けることもあるイデミスギノですが、間違いなく東京を代表するケーキの一つだと思います♡

イデミスギノ店舗情報

  • [住所]:東京都中央区京橋3-6-17 京橋大栄ビル1F
  • [アクセス]:東京メトロ銀座線 京橋駅 1番出口 徒歩3分
    東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅 7番出口 徒歩3分
    都営地下鉄浅草線 宝町駅 A4出口 徒歩3分
  • [電話]:03-3538-6780
  • [営業時間]:火~土 11:00-19:00(日月休)

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