雑誌を見ていたら「中食」という言葉を発見!
中食という言葉を知らなくても、利用している人は多いかもしれません。

中食産業はこれから成長していくため、メディアなどでも取り上げられることも多いです。
一足先に中食について見ていきましょう。

中食とは

中食は、なかしょく、ちゅうしょくと読みます。

中食は「料理として出来上がっている食べ物を買って家に持ち帰って食べること」という意味。
外食と内食の意味の中間に位置するためにこう呼ばれています!

※なかじきとも読みますが、その場合は「1日に朝食と夕食の2食生活をしている人が朝食と夕食の合間に摂る食事」という意味に。

内食と外食の良いとこ取り

内食の料理を最初から作る面倒さが無く、外食ほど食事料金がかからないという良いとこ取りの食事形態なんです。
弁当を買ってから、もしくはハンバーガーをテイクアウトしてから家で食べることも立派な中食ですよ。

そんな中食のことを知らなくても利用している人達がいます。
それは、料理を作れない人や共働きの忙しい夫婦、独身で自炊をしない人などがそうです。
こういった人達がこれから中食を最も利用していくかもしれませんね。

中食のメリット、デメリット

メリット
内食より楽で外食より安い。
時間がない時にもしっかりとご飯を食べることができる。

デメリット
食品添加物を摂取してしまう。(最近は天然食品添加物を使っているものもあります。天然添加物は、例を出すと、ある食品を紫色にしたい時にブドウを使うこと。)

内食とは

うちしょくないしょくの、2つの読み方があります。
うちしょく、ないしょくの両方に「家で料理を作って食べること。また、その食事自体」という意味が含んでいます。
ないしょくという読み方には「ひっそり食事すること」の意味もあるんですよ。

料理をする家庭の減少は最近からではなかった

1985年から内食をする家庭が減少。
2008年のリーマンショックが起こってからは、無駄な出費を抑えるためか、外食をせずに内食をする家庭が増加したようです。
最近の家庭では、手間をかけることをせずに料理を作ることが大事なことになってきました。

内食の中食化!?

味の素の「Cook Do 回鍋肉ホイコーロー」を買って、お肉と野菜を炒めるというような料理方法がありますね。
内食(お肉と野菜をを下準備)と中食(Cook Do 回鍋肉ホイコーローの使用)が一緒に使われています。
そして、これからは中食産業が成長してくると言われてるので、ホイコーローの料理方法で言うと「お肉と野菜を下準備」の手間が無くなっていき、内食が中食化していくのではないでしょうか!

内食のメリット、デメリット

メリット
中食より新鮮なものを食べることができ、外食より食費を抑えられる。
できたてを食べることができる。

デメリット
手間と時間がかかる。

外食とは

外食とは、家以外で食事をすることです。
外食が内食と中食の2つと圧倒的に差をつけている所は、料理の味や見た目、食事をする場所の雰囲気のクオリティーの高さなど。
料理を仕事とする為に修行をしてきた料理人が食事を提供してくれるため、家庭の味より何段か上の料理を食べる事ができますよね。

日本で外食が始まったのは室町時代

近代日本において「外食元年」と言われているのは1970年。
日本で初めてのファミレスである「すかいらーく」の1号店が開店した年なんですよ。

日本で外食がされるようになったのは1970年よりもっと前の室町時代
室町時代の末期までには、旅籠屋(はたごや)という旅の途中で食べる食事提供の場が外食とされていました。
しかし、旅籠屋は旅の途中の食事場所であって、楽しみのための食事場所ができたのは江戸時代です。
浅草金竜山に奈良茶飯(炊き込みご飯の一種)の店ができ、市民たちは当時珍しかったその店に行ったようですね。

現代では外食を珍しいと思う人はあまりいないと思いますが、昔の人達は自分の家以外で食事する事は普通ではなかったのかもしれません。

外食のメリット、デメリット

メリット
内食と中食と比べて、味や見た目、食事環境のクオリティーが高い。
できたてを食べることができる。

デメリット
家で料理をする場合にかかる食費代、光熱費の合計金額と外食費を比べると、外食費の方が高いことがある。(もちろん店によっては外食費の方が安いこともあります。)

中食と内食と外食をしっかり区別

内食 家で料理をして家で食べる事
中食 外で買った食材を家で食べる事
外食 外(レストラン等)で食べる事

中食も内食も、どちらとも家で食事をするため意味をゴチャゴチャにしてしまうことがあります。
中食は「弁当などの完成したもの」を、内食は「食材を買ってきて作った料理」を家で食べること。
食事そのものの違いに注目してください!

外食は外で食事を完了させることので、中食とは違います。
中食は外で買ったものを家で食べることですからね。

中食産業はこれからどんどん成長してくる

中食産業はこれからどんどん成長してくるようです。
セブンイレブンの商品本部長さんも「これからの成長分野である中食がターゲット」と言っており、「食の素材、調理方法、品質管理の見直しを進めていく」と意気込んでいます!
栄養があり安全、できたての美味しいご飯が料理をしなくても家で安く食べる事ができる、そんな将来が近いかもしれませんね。