日本の花粉症といえば、スギ&ヒノキですよね。
でも、1年を通じて花粉症の原因となる花粉は生み出されているんです。
では、どんな花粉の種類があって、それらはどこに生息していて、飛散する時期はいつ?
スギ、ヒノキが終わったのに、
鼻水が出たり、目がショボショボする~なんてことありませんか。
ムズムズの犯人は誰?何処にー!!
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花粉症の原因には樹木と草がある
スギやヒノキなど、樹木からの花粉は風に乗って数10kmも飛散してしまうんです。
これを風媒花といい、お花が地味で、花粉が多量なのが特徴です。
そして、虫媒花は花が美しく目立っていて、良い香りや花粉に粘りがあって、虫につきやすいという特徴があります。
たとえば、バラやサクラやヒマワリなど。
一方、草からの花粉は、丈が低く花粉は数10mくらいにしか広がりません。
花粉の種類、1年を前半、後半にわけてみました
花粉症の原因となる花粉の種類と、多く飛ぶ時期を図にしたものがあります。
1年を1月~6月と7月~12月までの2期に分けたものです。
それでは、花粉の種類や地域による飛散時期を確認してみましょう。
1月~6月の花粉の種類には、樹木が多い
(花粉症環境保健マニュアルより引用)
- スギ 日本全国に植林され、特に東北地方と九州が多い
- ヒノキ 西に多く、北海道と沖縄は少ない
- ブナ科 どんぐりの実がなる樹木 住宅街にもあり
- マツ科 北海道南部から九州の山野・丘陵で、北方地域は海岸付近に集中
- カバノキ科 シラカバやハンノキ、北海道や北陸に多い
- ニレ科 ケヤキなど、本州、四国、九州の比較的温暖な地域に生息
スギは、北海道から九州まで日本を制覇していますね。
スギやヒノキは、山に生息していて遠くにある、というイメージですが
ブナ科や松は住宅街でも、よく見かけます。
身近で意外だったのが、オリーブやイチョウ。
オリーブは、ヨーロッパ地中海沿岸の代表的な花粉症のようですよ。
ハンノキ科、は聞きなれないのですが、
北海道に多く生息する、シラカバなどがあります。
7月~12月の花粉の種類には、草が多い
(花粉症環境保健マニュアルより引用)
- イネ科 イネ、カモガヤなど
- キク科 ブタクサやヨモギ
夏から秋にかけての花粉症の植物は、背が低い、雑草です。
そのため、生えている場所に近づかなければ、かなり花粉を避けられます。
花粉が飛散していない時期に、身近にこのような植物が生えていないか確認してみましょう。
職業病の花粉症
仕事上、花粉を日常的に触れる人におこる花粉症があります。
イチゴ、リンゴ、バラ、ウメなどを生産する農家の方たちは、
人工交配作業(花粉をおしべからめしべにつける)をするため、
花粉に多く触れる事になります。
そのため、花粉症になってしまうこともあるようです。
海外の花粉症の種類
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日本は1年中花粉症の時期である、とも言えます。
しかも種類もたくさん。
では、海外はどうなの?って気になって調べたところ、
たしかに、国によっては花粉症がない時期もありました。
そこを狙って花粉逃避行してみますか!?
(トリップアドバイザーさんよりお借りしました)