花粉症だと自覚してから、毎年ちょこっと考えることがあるんです。
それは、花粉症で病院に行ったほうがいいのかな?ってこと。

実は6割近くの人が、病院には行かないで我慢したり、
自己流で花粉症を乗り切っているそう。

でも、もし病院に行ってみたらどんな治療法があるのかしら?
症状がひどくなった時に備えて、ちょっと調べてみました。

まずはじめに、病院に行ったら

「目がかゆくて、鼻水が出てくるんです~」
って花粉の時期に病院に行ったら、診察はどういう流れになるのでしょう。

まずは、問診、先生にいつから、どういう状態になったのか説明します。

その次に、鼻鏡検査(びきょうと呼ばれる器具で鼻の粘膜を確認します)など、
先生の診察があります。

また、検査をする場合は、こんなものがあります。

  • 血液検査(費用:1000円~Max14300円)
  • 皮膚反応検査(費用:21か所以内の場合、1か所につき160円)
  • 鼻粘膜誘発テスト(費用:1か所につき160円、検査か所が22か所以上になるとトータルで3,500円)

だいたいの目安ですが参考にしてみてくださいね。

また受診できる科は、
耳鼻科、耳鼻咽喉科、眼科、内科、小児科、アレルギー科などがあります。

症状を抑える 対処療法

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先生のお見立てが終わったら、処方箋が出されます。

そのお薬は、不快な症状を抑えるアレルギー治療薬が主なものです。
では、どんな種類があるでしょう。

眠くなりにくい内服薬が主流

薬を使った対症療法で、おもに次のような薬が処方されます。

  • 抗ヒスタミン薬

アレルギー反応を起こすヒスタミンの働きを抑え、
くしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状を軽くしてくれます。

  • 抗ロイコトリエン薬

ロイコトリエンは、ヒスタミンと同じようにアレルギー反応を起こす化学物質です。

特に、血管を拡げる作用(粘膜が腫れて鼻がつまってしまう)のため、
「抗ロイコトリエン薬」は鼻づまりに強い効果があります。

花粉症の薬は眠くなる、と言われていました。

これを改善して、眠気がでない薬「新しい第二世代抗ヒスタミン薬」が開発されました
これがいわゆる、抗アレルギー薬と呼ばれています。

薬によってはほとんど眠気がない薬もあり、パイロットも服用することもできるんですって。

 

特につらい時の点鼻、点眼薬

花粉症の2トップは、鼻水、鼻づまりと眼のかゆみ、なんです。

だから点鼻、点眼薬は、直接症状に効くし
眠くならない
ので心強いアイテム。

点鼻薬としては、「鼻噴霧用ステロイド薬」があります。

ステロイド、と聞くと副作用が強そうなイメージがあるかもしれませんが、
鼻だけに効くようにつくられているため、副作用は少なくてすみます。

このほか、目の症状に困っている場合は、
「点眼用抗ヒスタミン薬」、「点眼用遊離抑制薬」、「点眼用ステロイド薬」などが使われます。

それでもツラかったら鼻にレーザーという手も

内服薬や、点鼻スプレーをしても鼻がツライ。

特に鼻づまりをなんとかしたい!という場合、
鼻粘膜をレーザーで焼き、アレルギー反応を抑えるという手術があります。

気になるお値段は、保険適用されて3割負担、1回1万円くらい、
効果は1年から3年が目安です。

治療ができるのは、秋から冬、花粉の症状がでない時です。

鼻づまりが強い、薬や受診回数を減らしたい、産前産後の人などが検討しているようです。

花粉症を治す、舌下免疫療法

花粉症って一度なると治らない、
だから花粉症になっちゃったこと認めたくない~って気持ちありませんか?

でも、治す方法があるんです。
以前からあったのですが、治療法がキツくて普及しなかったんです。

「皮下免疫法」と言うものなのですが、
週に1~2回通院して注射、これを2年続けるんです。
けっこうハードル高いですよね。

なので、これを改善した治療法が、「舌下免疫療法」

国内初、スギ花粉症を対象としたアレルゲン免疫療法薬、厚生労働省のお墨付きです。

通院は1か月に1回、期間は2年ほど、
自宅で、スギ花粉(抗体)のエキスを舌下に置く、というものです。

健康保険の適応が認められていて、3割負担。
月一回の受診で、診察代+調剤薬局の合計で2000円くらいだとすると、
年間約24000円の目安、これを2年ちかく継続します。

その治療効果はというと、なんと80%!
ひどい花粉症に悩まされている人には、かなり魅力的じゃないでしょうか。

花粉症、病院で診察しに行ってみる?

私も、花粉症だけど病院に行かない派の6割に入ってます。

眼のかゆみ、腫れが一番重い症状なので、目薬でやり過ごせてたんです。
でも、年々症状が悪化しているような気がする~・・・

なんだか、面倒くさそうと思っていた「舌下免疫療法」も
意外と大変じゃないし、根治する可能性が高いなら良いかも。

一番いいのは、これ以上花粉症がひどくならないことですけどね(´ω`*)

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