日本の伝統芸能歌舞伎。
一度観てみたいけれど、なんだか敷居もチケットも高そう(;´Д`)じゃありませんか?
初めてのあなたにオススメしたいのが幕見。
1,000円~1,500円位のチケットで人気の演目も一幕だけ鑑賞できるんです。
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幕見って何?
幕見は正式には一幕見(ひとまくみ)と言います。
通常三幕ほどで構成される歌舞伎公演の好きな一幕だけを鑑賞するダイジェスト版?!
最初から最後まで通しで観ようと思ったら、4~5時間かかる歌舞伎ですが、一幕なら、ねえ。
銀座での食事や買い物の合間でも大丈夫!
幕見は歌舞伎座だけのシステムです
歌舞伎初心者や外国からのお客様にとって、とても便利でありがたい幕見ですが、このシステムは歌舞伎座にしかありません。
歌舞伎座4階の椅子席90、立見60の計150席が幕見席となっています。
宙乗りのある演目の場合は、この幕見席数が大幅に減らされてしまうので注意が必要です。
どうやってチケットを買うの?
チケットは全席自由で、先着順。
この演目のこの幕を座って絶対見たいっ!!などと気合を入れてはいけません。
そりゃあものすごく早く行って並んでいれば、それも可能ですが、なんだか粋じゃないというか・・・・。
幕見はあくまで、ふらりと行ってサクッと観るのがおすすめです。
歌舞伎座公式サイトで発売時間を確認
「歌舞伎美人(かぶきびと)」という名前の歌舞伎座公式サイト。
こちらに幕見席の案内が掲載されます。
観たい幕の幕見チケット発売時刻、上演開始時刻をチェックしましょう。
平日昼間の場合、発売開始の20分~30分前に歌舞伎座に到着できれば大概チケットを入手できます。
(休日や人気演目の場合はもっと早めにね!)
チケットを買ったら開演20分前までに着席
まずは歌舞伎座正面1階チケット売り場で幕見チケットを購入。
その後開演の20分前までに、売り場裏の幕見用エレベーターで4階ロビーに上がります。
チケットには購入順に番号がふられていますので、その順番に整列して席へ。
後ろの方の番号の場合、椅子席ではなく立ち見となってしまいます・・・。
でも、立っている方が良く見えたりもするし!
念の為足が疲れない靴を履いていきましょう。
幕見チケットの値段
演目や上演時間によって幕見チケットの値段は様々です。
30分程度のごく短いものなら500円から。
1時間を超える長い幕でも1,300円~1,500円程度で鑑賞できますよ。
特別豪華な演目でも一幕は2,000円位だから安心です。
幕見の注意事項
(歌舞伎座公式サイトより引用)
ちょっとだけ歌舞伎を楽しみたいとき本当に便利な幕見ですが、他のひとの分のチケットは変えない、未就学児は入れないなど、気をつけなければいけない点もいくつかあります。
遠いからオペラグラスがないと見にくい
(歌舞伎座公式サイトより引用)
なんてったって4階席ですから。
専用弁当のつく桟敷席や花道近くのマダムたちのようにはっきりと役者を観ることはできません。
オペラグラス、持って行きましょうね!
字幕イヤホンガイド(英語もあり)は幕見席でも利用できます。
どうしても観たい幕があるなら幕見チケットを通しで買う
幕見チケットは昼の部、夜の部を跨がなければ、いくつかの幕分をまとめて購入することができます。
連続した幕の場合、一幕が終わってもそのまま幕見席に留まることができますので、本命幕とその前の幕を予め通しで購入しておきましょう。
幕見を使って上手に歌舞伎鑑賞
建築家隈研吾が手掛けた歌舞伎座はまず建物自体がとても素敵です。
また、売店で売っているお弁当やお土産も見ているだけでワクワク。
国内外を問わずお客様を案内する時、ふと芸能に触れたくなった時、幕見と言う粋な楽しみ方はいかがでしょう? ここで歌舞伎力を上げたら、いつの日か今度は着物で桟敷へGO!
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