ザラメって普通の砂糖となにが違うのでしょうか?
実は、この前ザラメせんべいを食べていて気になって調べてみました。
すると、大きさはもちろん、それ以外にも違いがあることが分かったのでまとめてみました!

いわゆる「砂糖」について

いわゆる砂糖=上白糖

私たちが普段「砂糖」と呼んでいるものは「上白糖(白砂糖)」のことです。

原料はサトウキビ。
日本で言われている「普通の砂糖」であり、日本国内で一番使用量が多い砂糖の種類です。

上白糖は「ビスコ」という転化糖液をショ糖に吹きかけると作ることができます。
ビスコを吹きかけているため、上白糖はザラメよりも甘くなりますね。
ビスコを使用すると甘くなるだけでなく、上白糖同士が固まるのを防いでくれるんですよ。

本来「砂糖」とは

正確に言うと、砂糖というのはカテゴリーのようなものです。
「スポーツ」というカテゴリーの中にサッカーや野球があるのと同じイメージ。
上白糖(白砂糖)、グラニュー糖、黒砂糖、三温糖、氷砂糖、液糖、中双糖(ザラメ)、角砂糖、和三盆、白双糖などは全て砂糖なんです。

ザラメとは

ザラメの原料も上白糖と同じサトウキビです。
サトウキビの煮汁を濃縮して結晶化させ、加熱してカラメル色に変色させるとできます。

一般的に、ザラメと言われているのは中双糖のこと。
コーヒー紅茶で使われるグラニュー糖も中双糖に含まれます。

ザラメと上白糖の違い

製造方法と大きさが違う

ザラメと上白糖は原料は同じですが、「製造方法」と「大きさ」が異なります。

製造方法については、ザラメは加熱してカラメル色に変色させ、上白糖はビスコを吹き付けるといった違いがあります。

大きさの違いは、ザラメの方が大きいことが分かると思います。
ザラメは粒っぽいのに対して、上白糖は粉っぽいです。

ザラメと上白糖の糖度の差 カロリーに違いはあるのか

ザラメと上白糖はどちらも分蜜糖という種類に属しており、糖度に大きな差はありません。

どちらも糖度が97%~99%のため、上白糖の代わりにザラメを使ってもカロリー制限にはならず、その逆も同じです。

使い方の違い

上白糖とザラメの砂糖一粒の大きさなどによって、この二つを料理で使う時の分量が違ってくることがあります。
そのため、代替するならレシピなどをしっかりと見てからのほうがいいですね。
「上白糖ないからザラメでいいや」と思い、砂糖と同じ分量でお菓子や料理を作ると、失敗してしまうかもしれません。

わたあめやザラメせんべいはザラメでしか作れませんが、肉料理や煮物にはザラメも上白糖も使うことができます。
料理への使い方の違いはあまりないようです。

コクを出したい場合は上白糖を使う人が多いようですね。