生クリームとホイップクリームの違いって何だろう？

お菓子作りを始めてみると、案外、知らないことって多いですよね。
砂糖の種類がいくつもあったり、クリームが何種類もあったり…

今回はその中でもクリームの違いについて見ていこうと思います。
クリームと言えば、生クリームとホイップクリームの2種類がありますよね。
生クリームは値段が高く、ホイップクリームは値段が低いのは、みなさんも知っていることでしょう。

では、ホイップクリームで生クリームを代用できるかどうかは知っていますか？
先に答えを言うと、味にこだわるなら代用はできません。
逆に言えば味にこだわりがない場合、代用できることが多いです。

どうしてこのような違いが生まれるのでしょうか。

違いは大きく分けて７つ。
名称、原料、消費期限、値段、味、コレステロール値、泡立てた時の様子です。
生クリームとホイップクリームではそれぞれどのような違いがあるのでしょうか。

生クリームもホイップクリームも大体はスーパーで買うことが多いと思います。

スーパーでそれぞれの商品を手に取ってみると、生クリームにはクリームと書いてあります。
その一方で、ホイップクリームにはホイップと書いてあり、クリームとは書かれていません。

その理由は以下のような決まりがあるからです。
乳脂肪を18％以下で、添加物や植物性油脂を含んでいるものは「クリーム」という表記で販売してはいけない。
つまり、2つのクリームは作られ方から異なっているのです。

また、ホイップクリームについても、名称に紛らわしさがあります。
「ホイップする」とはクリームを泡立てることを意味します。
そのため、泡立てられたクリームのことをホイップクリームと呼ぶことがありますよね。

しかし、スーパーで売っているホイップは泡立てられたクリームではありません。
上でも述べたようにスーパーで売られているホイップは生クリームとは決定的な違いがあります。
その違いについては次の項目で説明しましょう。

上では名称に違いがあると言いますが、原料が最大の違いとなっています。
生クリームは動物性のクリームで添加物が入っていません。
その一方でホイップクリームは植物性のクリームであり、添加物が入っています。

ざっくりと言ってしまえば、バターとマーガリンの違いのようなものです。
スーパーで売っているホイップには添加物や植物性油脂が含まれているため、クリームと表記できないわけですね。

消費期限にも違いがあります。

生クリーム

• 開封前:10日以内
• 開封後:3.4日以内

ホイップクリーム

• 開封前:1ヶ月以内
• 開封後:1週間以内

ホイップクリームには添加物が入っていることもあって、消費期限が長くなっています。
ホイップクリームの方が使い勝手が良いことが分かりますね。

スーパーで買い物をすれば分かるかと思いますが、もちろん値段にも違いがあります。
生クリームは値段が高めで350円前後が基本です。
一方、ホイップクリームは値段が安めで150円前後が基本です。
やはり、こちらもホイップクリームの方が安いので、手が出しやすいですね。

ここまで読んできて「ホイップクリームの方が使いやすくて良いのではないか？」と思った人がいるかもしれません。
しかし、ホイップクリームでは代用できない生クリーム特有のものがあります。
それこそが味なのです。

ホイップクリームで生クリームを代用できるのかは味の違いがポイントになってきます。
生クリームとホイップクリームの味の違いは以下の通り。

• 生クリーム:濃厚、コクが深い
• ホイップクリーム:さっぱり、劣化しにくい

ここから分かるように、生クリームの代りにホイップクリームを使うとかなり、あっさりとした味になってしまいます。
そのため、ケーキなどクリームをメインで使っていく料理で代用するのはオススメしません。

逆に料理で少し使う程度なら、ホイップで代用した方がコスパも良く、オススメです。
クリームをメインで使う料理なのかどうかで、代用できるかどうか判断していきましょう！

コレステロール値の違い

泡立てたときの様子の違い

味と値段でどのクリームを買うか決めよう

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